今回は以前公開した配信サイトのアイコンをテンプレートに表示できるわんコメの配布プラグインに続き、ユーザーごとに設定された@handle形式のハンドル名表示から以前のユーザー名表示にできるわんコメの配布プラグインです。
「youtube-handle-to-name」についてよくご確認の上、ご利用をお願いいたします。
今後もこの仕様が継続するとは限りませんので、一時しのぎとしてお考えください。
なお、とりあえずの公開を優先したため、現在β版としてリリースしています。
不具合などありましたら、コメントなどでお知らせください。
youtube-handle-to-nameとは
「youtube-handle-to-name」は、わんコメのプラグインとして動作し、YouTubeのライブ配信で動作の変更が見られる名前の表示を@から始まるハンドル表示から今までどおりのユーザー名の表示に変更できるわんコメの配布プラグインです。
例えば、「@shinkunoshizuku」とハンドルで表示されている場合は、以前と同じ表記となる設定されているユーザー名の「深紅の滴(しんくのしずく)」表示に戻ります。
こちらは、テンプレートではなくプラグインであるため、これまでに公開していたテンプレートたちとは導入方法が異なります。
プラグインの導入方法や使い方は、わんコメ公式サイトのドキュメントをご確認ください。
テンプレートではなくプラグインとして制作されているため、プラグインの干渉がなければお持ちのどのテンプレートにもご利用いただけます。
ただし、以前と同じ形式でユーザー名を表示させるためにYouTube Data API v3のAPIキーの入力を必須としています。
APIキーの取得方法については後述させていただきます。
ハンドル表記とユーザー名表記を併記したい場合には、以前公開しているテンプレートのご利用も視野に入れてみてください。
ただし、上記テンプレートも同じタイプのAPIキーを利用するため、APIの制限には引っかかりやすくなります。
更新情報
0.0.6-beta ハンドル名のキャッシュパターンを強化(2025/06/29)
0.0.5-beta メンバーシップギフトの受取時のパターンに対応(2025/06/29)
0.0.4-beta メンバーシップギフトの受け取りパターンに仮対応(2025/06/29)
0.0.3-beta わんコメ8.0-beta.23でハンドル名の@を取り除く設定時にも対応(2025/06/28)
0.0.2-beta PT午前0時(太平洋時間の午前0時)にキャッシュを削除するように変更(2025/06/28)
0.0.1-beta 初出β版(2025/06/27)
ご利用条件
「youtube-handle-to-name」プラグインご利用にあたっては、以下の条件に同意できる方のみご利用をお願いいたします。
- 再配布をしないこと
- 自作等のご自身で作成されたものと誤解される発言をなさらないこと
- ご自身でカスタマイズされた場合にも配布をなさらないこと
- いかなる問題が生じた場合にも当方が責任を負うものではないことをご理解いただくこと
- 直接のダウンロードリンク(直リンク)を公開しないこと
(再配布を伴わないご自身でのカスタマイズ利用は自由です)
再配布は禁止とさせていただくため、プラグインをご友人や企業間などいかなる場合でも、配布はなさらないようお願いいたします。
プラグインは直接配布なさらず、必ず当ページからダウンロードしていただきたいです。
また、ダウンロード用のリンク(直リンク)は公開なさらないようにご紹介をお願いいたします。
上記のように再配布等は禁止させていただいておりますが、条件を守っていただける限りは個人・企業勢どのような方でも商用利用を含むご利用が可能です。
それでも、書いてくれたり使ってみた感想をいただけると喜びます。
ダウンロード
ダウンロードにあたっては、ご利用条件の確認をいただいた上で、同意できる方のみご利用をお願いいたします。
動作におかしな点がありましたら、ページ下部にあるコメント欄や作者のTwitter(X)にお知らせいただけると嬉しいです。
通常版
youtube-handle-to-name 0.0.6-betaダウンロード
リスナーリストへの影響も心配ですので、必ずバックアップをしてからプラグインを使った接続をお試しください。
ダウンロードしましたら、わんコメのプラグインフォルダに入れてください。
動作確認は、わんコメ8.0βバージョンにて行われています。
YouTubeのハンドルからユーザー名への変更【要APIキー】
YouTubeでのハンドル表示から今までのユーザー名への変更に関しては、YouTube Data API v3のAPIキーが必須です。
ですが、ユーザー名の情報を取得させるためには、YouTube Data API v3のAPIキーをご自身で入手し、plugin.jsの1行目にある入力欄へコピペ保存する必要があります。
const API_KEY = ''; // ←YouTube Data API v3のAPIキーをここに入力
もしもYouTube Data API v3のAPIキーが「ABCDE123」というキーならば、
const API_KEY = 'ABCDE123'; // ←YouTube Data API v3のAPIキーをここに入力
という状態でplugin.jsを保存しなければなりません。
正しいAPIキーが入っていない場合には、リスナーの名前がハンドル表示になったままです。
YouTube Data API v3のAPIキー入手手順
YouTube Data API v3のAPIキーは、以下の手順で無料にて入手可能です。
- Google Cloud Consoleにアクセス
- 新しいプロジェクトを作成
- YouTube Data API v3を有効化
- APIキーを作成
- (必要に応じて)APIキーの制限を設定
Google Cloud Consoleにアクセスし、Googleアカウントでログインします。
画面上部の「プロジェクトの選択」→「新しいプロジェクト」をクリックし、プロジェクト名を入力して作成します。
左側メニューの「APIとサービス」→「ライブラリ」を選択し、「YouTube Data API v3」を検索して選択し、「有効にする」をクリックします。
左側メニューの「認証情報」→「認証情報を作成」→「APIキー」を選択します。
生成されたAPIキーが表示されます。
ここで生成されたAPIキーを、plugin.jsにコピペし保存します。
セキュリティのため、「APIキーを制限」から利用できるAPIやIPアドレスを制限することをおすすめします。
動作チェックなどでどうしても共有する場合でも、公開する相手は選びましょう。
APIキーを入れてもユーザー名表示にならない場合
APIキーを入手しても、正しくplugin.jsに保存できていない場合やAPIキーの制限を受けている場合は、名前はハンドル表示のままとなります。
このYouTube Data API v3は、1日1万クエリまでの制限があり、1日に使いすぎると正しくAPIキーを入力していてもエラーとなってしまいます。
この使用量の制限はAPIの仕様のため、よりAPIを使う必要があればGoogleにご相談をいただき、割り当ての増加を申し込みましょう。
「youtube.api.v3.V3DataChannelService.List」を取得するようになっていますが、APIキーを本プラグインのみで普通に利用するのであれば、ほとんどの環境で1日で使えるAPIキー制限に引っかかることはないような設計です。
ただし、わんコメを再起動して読み込みし直しを繰り返したり、APIで取得するデータを増やしたり、コメントをするリスナーがあまりに多すぎたり、本プラグインの利用をON/OFFしたりすると、キャッシュが削除されるために制限に引っかかりやすくなります。
人数の目安としては、1人1クエリで動作しているかと思いますので、1日累計1万人までの情報を取得可能です。
通常はこのキャッシュ部分はカスタマイズの必要がありません。
ユーザーの名前のキャッシュ削除タイミング
APIキーで取得した名前のデータは、最大で24時間利用されます。
キャッシュが削除されるタイミングとしては、
- 太平洋時間の午前0時
- わんコメを終了させたとき
- プラグインをOFFにしたとき
- プラグインを再読み込みさせたとき
などが該当します。
長時間わんコメを起動したままにした場合、リスナーが名前を変更しても反映されない可能性があるため、最低でも24時間に1回はデータの取得をし直す設計です。
(0.0.2-betaで対応)
なお、リスナーが名前を変更しても、上記のようなキャッシュ削除のタイミングにならないと、変更前のユーザー名を表示し続けます。
プラグインの情報
「youtube-handle-to-name」プラグインは無料でご利用いただけますが、ご利用条件にあるとおりの利用や紹介をしてください。
今回作ったyoutube-handle-to-nameは、Visual Studio CodeのCopilot(GPT-4.1)に活躍してもらい作成しました。
動作の検証を行うために最低限度のJavaScriptの知識は必要になりますが、しっかりと指示を出せばおおよそ正しいコードを吐き出してくれるので大助かりです。
実はこのテンプレートは、仕様変更の情報が舞い込んできたため、急遽制作したものです。
正直、YouTube Data API v3のAPIキーが必要になるため、APIキーも無料で取得できるとはいえ、プラグインの利用に追加の手間がかかるのが難点に思えます。
また、リスナーが非常に多い枠だと、APIの制限に引っかかりやすくなるため、割り当ての増加も視野に入れなければなりません。
今後チャット欄もコメント欄のようにハンドルでの名前表示がYouTubeの仕様として定着するのか、不評でユーザー名での表示に戻るのかわかりませんが、ハンドルでの名前表示にお悩みの場合に一時しのぎで使うには十分でしょうか。
どうですかね?
使った感想やリスナーリストへの影響など、なにかあればコメント欄などからお知らせいただけると嬉しいです。
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