配信者のためのコメントアプリであるわんコメですが、以前とは異なり「要望」を出すためには「FANBOXで500円以上の支援(わん500以上)」もしくは「YouTubeのメンバーシップ」が必要となりました。
果たしてFANBOXでわん500以上に加入するのとYouTubeのメンバーシップに加入するのとではどちらがお得であるのか、実際に加入し検証してみました。
わんコメに出す要望とは
そもそも、わんコメに出す要望というのは、どのようなものを指すのでしょうか。
それはごく単純に、「現在は搭載されていない機能追加」や「搭載済み機能への追加機能」、ほかにも「未対応サイトへの対応」などが挙げられます。
いわゆる「こんな機能欲しいな」というものですね。
わんコメ定例配信にて、どのような要望への回答が得られているのか、また実装予定はあるのかないのか、知ることができます。
もちろん、FANBOXやメンバーシップで支援をしたからといって、必ずしも要望が採用されるとは限りません。
(必ず目を通してもらえ、採否や考えについてなど聞くことはできます)
以前だと、わんコメのユーザーフォーラムに書き込むことで、要望として扱われていたものですが、要望を書いたはいいものの返答をもらえなくなってしまったケースが多発したため、やむなく有料で要望を出せるようにしたようです。
ただ「要望」ではなく「提案」であれば、これからも無料でユーザーフォーラムに記載することはできるようになっています。
要望と提案の違い
要望と提案の違いについては、以下のとおりです。
提案と要望の違い
・要望: 必ず目を通す / 必ず何らか返答する
・提案: タイトルで良さそうなら目を通す / 原則返答なし
引用:要望は支援者もしくはメンバー限定となりました|わんコメFANBOX
つまり、有料となった「要望」を出せば何らかのリアクションを得ることができますが、無料のままである「提案」の場合、タイトルから興味を引かれるものでない限り、目も通してもらえず原則としてリアクションを得ることができません。
わんコメの利用者も増えてきましたし、返答がないものまで実装の検討や実装してテストをするわけにもいかないのは、致し方ありませんね。
また、「要望」と「提案」には言葉の意味としても差があります。
要望は「自分の希望を出す」ことに対して提案は「悩みに対する改善策の提示」を行うことのようです。
また、提案は「WIN-WINになれること」を提示すると良いようです。
つまり簡単に言ってしまえば「あれやこれがほしい!」というのは要望、「あれをこうすればもっと良くなるのではないか」というのは提案というのが大雑把な振り分けです。
FANBOXとメンバーシップどちらに加入したほうがお得に要望を出せる?
FANBOXでわん500以上の支援を行うのと、YouTubeのメンバーシップに加入する2つの方法で要望を出すことができますが、どちらに加入したほうがお得に要望を出すことができるのでしょうか。
ここで解説するのは、あくまでも私見によるものであるため、最終的な決定はご自身の判断でお願いいたします。
FANBOXでわん500以上の支援を行う
わんコメのFANBOXでは、わん500以上のプランであれば、要望を出すことができます。
つまり、月額500円の支援がスタートラインで、それ以上のプランに加入していても、同じく要望を出すことが可能です。
ただ、FANBOXのわん500以上のプランには、要望を出せること以外にも「PRO版のライセンスキー」がすべてのプランについてきます。
わんコメを使い込めば使い込むほどPRO版はおすすめとなる機能を提供してくれるため、正直もともとPRO版のライセンスキー目的に加入している方が要望も出せるようになっている、とも言えるでしょう。
コストパフォーマンスとしては、非常に良好であるため、わんコメのPRO版も使えると考えれば、非常にお得な料金設定です。
YouTubeのメンバーシップに加入する
わんコメのYouTubeメンバーシップには2つのプランがあり、わんコメファンとわんコメイトが存在しています。
わんコメファンとわんコメイトどちらのメンバーシップに加入しても要望を出すことは可能で、わんコメファンは月額290円、わんコメイトは月額990円に設定されています。
現在のところ、わんコメファンとわんコメイトの差は「限定わんコメテンプレート」の提供が含まれるか否かです。
そして注目すべきポイントとして、YouTubeのメンバーシップでは、どちらのプランに加入してもPRO版のライセンスキーを手に入れることはできません。
つまり、メンバーシップの特典として月額290円からで要望を出すことはできても、PRO版を使いたいのであれば必然的にFANBOXからの支援(わん500以上)が必要となるわけです。
現状、わんコメファンとわんコメイトの差が「限定わんコメテンプレート」の有無であることを説明しましたが、先日行われた配信中にテンプレ制作する企画では、限定わんコメテンプレートを特典に含まない「わんコメファン」のメンバーにも、配布される特典がありました。
この限定テンプレートはFANBOXには含まれておらず、FANBOXで支援をしていてもリアルタイムでの視聴を逃していたら手に入らないものになってしまっています。
今後も同様の企画があるかはわかりませんが、このようなものが今後もあとからほしいのであれば、YouTubeのメンバーシップに加入する必要があるということですね。
おすすめはどっち?
わんコメに要望を出すにあたっては、上記の条件を満たさねばならないことがわかりましたが、おすすめはどちらかと聞かれると、結論から言ってしまえばFANBOXです。
理由としては、次のようなものが挙げられます。
- わんコメのPRO版が優秀
- わんコメすべての機能を使うならばPRO版を使わないといけない
- PRO版限定の機能として実装されるケースもある
これらの理由から、FANBOXで支援をし、PRO版のライセンスキーを手に入れつつ提案も出せる状況にしておくのがベターでしょう。
だからといって、メンバーシップも捨てたものではありません。
月額290円でも要望を出すことができるため、わんコメのフリー版(無料版)で使える範囲内で十分であるものの要望を出してみたい場合には、メンバーシップを選択するのもありでしょう。
わんコメ定例を確認したときに、PRO版のみでの提供となってしまったら、そのときにFANBOXからの支援に切り替えてもいいですからね。
わんコメに無料で要望を出すことはできないの?
要望は、これまでに紹介したとおり「FANBOXの支援者」もしくは「YouTubeのメンバーシップ特典」になっているため、基本的には無料で要望を出すことはできません。
基本的に、としたのは、YouTubeのメンバーシップというものは「メンバーシップギフト」という形で誰かからランダムで配布される場合もあるからです。
メンバーシップ ギフトを受け取ると、チャンネル メンバーシップ特典を最大 1 か月間利用できるようになります。その期間が過ぎると特典は失効します。
ただし、受け取りを「許可」の設定にしており、メンバーシップギフトを配ってくれる方がいたとしても、あなたのもとに必ず届くとは限りません。
ギフトを受け取れる方の中からランダムで選ばれるため、受け取れたらラッキー程度のものです。
ですが、幸運にもメンバーシップギフトを受け取ることができたのであれば、メンバーシップ特典が有効なうちは無料で要望を出すことができてしまいます。
プレゼントされたものだからといって、使えない特典があるということはありません。
(ギフトとしてプレゼントされる可能性があるのは、月額290円のわんコメファンです)
ユーザーフォーラムでも無料で要望が出せるよね?
わんコメのユーザーフォーラムに目をつけるとは、なかなかよくわんコメのことを調べていますね。
ただ残念なことに、以前は要望も出せたユーザーフォーラムですが、現在は「提案」を受け付ける場(その他にも質問や不具合報告などいろいろあります)になっています。
提案と要望の違い
・要望: 必ず目を通す / 必ず何らか返答する
・提案: タイトルで良さそうなら目を通す / 原則返答なし
引用:要望は支援者もしくはメンバー限定となりました|わんコメFANBOX
最初の方で説明したとおり、要望と提案では雲泥の差があるのがおわかりいただけるかと思います。
わんコメ定例でも、どのようなことであるのか触れているので、聞いてみるのをおすすめしたいです。
ユーザーフォーラムに書ける提案がどういうことであるか簡単にまとめると、こんな感じです。
- 基本的には実現しないと思っておいたほうがいい
- これは実装したい、実装されてほしいと開発者や第三者が見て思うような内容が必要
- タイトルが良ければ目を通してもらえる可能性アップ!
- 反響(返信というレスポンス)があれば目を通してもらえる可能性アップ!
- 読まれたときに「これはいいアイデアかも」と思わせるほど実現の可能性アップ!
要するに、わかりやすいタイトルや本文で構成され、開発者であるアスティさんを含め「これはいいアイデア、ぜひ実現してほしい!」と思ってもらえる人をたくさん集めることができれば、提案からでも採用の可能性はゼロではないです。
また、「提案」ではななく「要望」の状態だと、中身がどうであれ対応されることがなくなってしまうため、「提案」と「要望」の違いについても考えてみるといいかもしれません。
文字にすると簡単そうですが、実際にはものすごく大変なことですので、FANBOXかYouTubeのメンバーシップに加入したほうが早いんじゃないかなぁとは個人的に思ってしまいますけどね。
2023年のわんバサダーとして言える提案を出すときのポイントは、以下のとおりです。
- 誰が読んでもわかりやすいようスクリーンショットも活用してみよう
- 賛同者を集めるためにSNSや自分の配信で声をかけてみよう
- 反応があったときにちゃんとレスポンス(返信)があり、テスト参加の意思を見せるほどいいかも?
- Discordや定例などでよく顔を見せるほど、認知してもらえているかも?
ただ残念なことに、どんなに頑張って条件を満たそうとしても、あくまでも原則返答はなく目を通すかもアスティさんの判断しだいになっているため、どうしても叶えたいことがあるのであれば実現はさておき、アスティさんの考えを聞ける「要望」として出したほうがいいです。
要望であれば実現しない場合は「なぜしないのか」も聞くことができますからね。
(そもそも、実は機能として実装されているケースもある)
要望も必ず実現するものではないが、提案は原則返答もないため、なぜ実現しないのか知りたいならば要望として出す必要があり。
おすすめはFANBOXだがメンバーシップも捨てがたい
結論として、わんコメに要望を出すにあたっておすすめなのは「FANBOXでわん500以上の支援をする」ものです。
ですが、先にも解説したとおり、単純に要望だけ出せればいいという考えなのであれば、月額料金が安いYouTubeのメンバーシップも捨てがたいです。
メンバーシップ特典として、限定配信やメンバーのスタンプをYouTube上で楽しめるというのもありますからね。
ただ、やはりわんコメを使い込めば使い込むほど、PRO版でしか使えない機能に目が行ってしまうため、FANBOXで支援をするほうがコストパフォーマンスは良好と言えるでしょう。
わんコメに対応したテンプレートや連携アプリを開発しようと考えているのであれば、なおさらです。
もちろん、FANBOXの支援とYouTubeのメンバーシップ両方を選ぶことも可能であるため、お財布事情と受け取りたい特典に合わせて、それぞれのプランを選択してみてください。
FANBOXの上位プランに加入すると、わんコメ公式サイト上に、サポーターやスポンサーとして掲載してもらえる権利もあるため、お財布に余裕がありわんコメを支援したい方は、わん2000以上も検討するといいでしょう。
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