ノベルゲームを簡単に作ることのできるソフトと言えばティラノビルダーですが!
果たして、快適にゲームの制作からビルドまで行うには、どれほどの性能を持ったパソコンが必要なのでしょうか。
最新型じゃないとダメ?
お古の安いやつでも大丈夫?
そんな疑問を、ジャム君の経験も交えながらお答えいたします!!
そもそもティラノビルダーとは
ティラノビルダーってのは、簡単にノベルゲームを制作することのできるソフトです。
主な作業はドラッグ&ドロップとも言えるソフトで、簡単にゲームが作れるというのが売りのソフトです。
実際にどんなソフトか、見ていきましょうかね。
画面はこんな感じ
画面には、左側にドラッグしてくるパーツがあり、中央にシナリオが並んでいくスタイル。
引用:ティラノビルダー公式サイト
画像のとおりに、テキストのパーツを中央の列に持ってくれば、キャラが話をしたり、ナレーションとして語をつけるノベルゲームのテキストを入力できるエリアが簡単に出てくるんですね。
ただ、そこに文字を入れていくだけ。
簡単でしょ?
キャラクターを登場させたければ、キャラクター登場のものをドラッグ&ドロップして操作していけばいいですし、背景画像を変更することだって同じです。
とにかく、ティラノビルダーはドラッグ&ドロップで、本来ならば文字を打たねばならなかった作業を簡易化してくれているのですね。
使えるPCは?
ティラノビルダーを利用できるのは、Windows/MacどちらのOSでも利用できるため、パソコンを持っている方ならばほとんどが利用できます。
パソコンを持っていても、コアな方でLinuxを使っているみたいな方は、ノンサポートです。
WindowsかMacのパソコンを買ってください。
WindowsかMacでも、最低動作環境はどうなのか、というのは明確化はされていないようです。
公式サイトのダウンロードページにも、特に明記されていません。
でもでも、WindowsかMacのPCを持っているならば、一部制限はかかっていますがほとんどの機能は利用可能な無料版があるので、動作に問題がないか確かめてみるといいでしょうね。
ティラノビルダーの動作からビルドまで快適に動くPCは?
ティラノビルダーでのノベルゲーム制作作業はもちろん、テスト・最終ビルドも含め快適に動作するパソコンは、ある程度の性能が求められます。
正直、ティラノビルダーだけを考えるならば、そんなに高性能なパソコンは必要ないと思われます。
でも、念のために作業中も時々バックアップは必須。
作ってるゲームのフォルダごとコピーして保存、ってことですよ。
作業中に行う、ティラノビルダー上の保存作業とは違うものです。
では、どんなパソコンならビルドも快適なのか、ジャム君の例を見てみます。
ジャム君の作業PCスペック
ジャム君がティラノビルダーを使って24時間の逃亡生活を制作しているパソコンは、こんなスペックです。
まあ、簡単なものってことで。
CPU: Core i7 3960X
GPU: GeForce GTX 680(2GB)
RAM: 64GB
SSD/HDD: HDD 3TB上で動作、保存
Display: CG277(2560×1440)
OSやら何やら動作させてるSSDはパンパン気味ですし、結構オンボロです。
一応、簡易水冷ユニットも積んで、CPU/GPUともに負荷には強めにしてあります。
ただ、これもともとはゲーム用途だったんですよね。
現在は、本業で使ってたりティラノビルダーでノベルゲーム作ってますけど。
本業用のブラウザやらフォルダ、ソフトも立ち上げっぱなしで作業することも多々あるので、メモリを64GB積んでいますが、結構食われてます。
はっきり言って、このパソコンと状況でAndroid Studioを使ったAndroid用のテストビルドもしてみましたが、特に不満なしで動いてます。
でも、ビルドまでにはティラノビルダーだけを動かすわけじゃないんですよね・・・
編集ソフトの動作環境
そこは全部ほかの人に任せる、データだけもらう、というならば関係ないです。
ただ、普通は自分で調整することもありますよね。
自分で立ち絵や背景、BGMやSEなどを1から作ることだって時にはありますよね?
「フリー素材使うから関係なし」
と思われるかもしれませんが、ティラノビルダーが要求している音楽ファイルに注目してみましょう。
.ogg推奨になっているんです。
動画ならば、.webm形式です。
フリーの素材は、ジャム君も使わせてもらっていますが、この形式でダウンロードできるところはほとんどないですね。
多くのサイトが、.wav/.mp3/.mp4あたりの形式を利用しています。
そう、編集を必要としなくとも変換はしないといけないのです。
変換を簡単にしてくれるフリーソフトも多くありますが、中には変な音や映像の乱れが入ってしまうものもあるため、編集ソフトから目的の形式に自分で変換できるに越したことはありません。
ジャム君は、以前紹介したAdobeのソフトたちで対象の形式を扱えるようにし、編集作業と変換作業を任せっきりにしています。
この作業があるため、そこそこのスペックがないとジャム君の環境では動作は厳しくなっています。
もっと軽いフリーソフトで、編集せず変換だけちゃんとできるようお任せする!
というのであれば、ジャム君のパソコンよりもお古だろうと、ビルドまでの動作は問題ないかと思われます。
ただし!
あまりにもメモリが少ないと、ティラノビルダーからのビルドだけでも失敗するそうです。
ほかのこともすると考えたら、最近主流になりつつある16GB以上は欲しくなってきますね。
8GB未満だと、ちょっと足りない可能性が出てきます。
(32bitOSは、メモリの認識の問題が出てくるため64bitOSに買い替えをおすすめ)
ジャム君おすすめのPCショップ
せっかくなので、ジャム君おすすめのBTOパソコンを扱うショップを紹介します。
BTOなので、ピンキリで製品は売られていますが、パーツを変える前で「これくらいの性能ですよ」という指標が書かれているので、よくわからない方はそれを目安に懐事情と相談しつつ選んでみてください。
mouth computer | G-Tuneシリーズ
mouth computerの中でも、性能の高いゲーム向けのパソコンを扱っているのが!
ジャム君の使ってるパソコンも、このG-TuneシリーズのものでW水冷の製品を購入しました。
お金を出せば出すほど、最近流行りの3DゲームもこなせるゲーミングPCを手に入れられてしまうので、作るのも好きだけどやるのも大好きな方にはかなりおすすめです!
mouth computer
G-Tuneよりもリーズナブルで、お手軽に買いやすいのが!
マウスコンピューターもG-Tuneも同じメーカーであり、単にブランドが違うだけです。
G-Tuneはゲーム向けが多かったのですが、こちらでは10万円を切る価格帯から絵描きには人気のCLIP STUDIOが楽しめるパソコンを扱っています。
ノートパソコンもデスクトップパソコンも、結構な種類があります。
クリエイターの初心者には、手が出しやすいメーカーと言えますね。
本当のクリエイター向けのパソコンは、またG-TuneのようにDAIVってブランドを作って出してますが、同じサイトで気になったら見てみるといいですよ。
ドスパラ
超安いパソコンで、シナリオから始めようかな?って方におすすめなのが!
ドスパラ
ティラノビルダーでビルドまで終えられたら嬉しいけど、まずはシナリオ書くためのパソコンほしいな、って方に最適なものが売っています。
それがこれ。
何これ? って思うかもしれませんが、立派なパソコンです。
スティックパソコンって呼ばれているもので、テレビに挿したりしてディスプレイを用意し使います。
あとは、基本となるマウスやキーボードですね。
マウスもキーボードも、家電量販店で安いものを用意してくれば、本体と合わせて1万円ちょっとでパソコンが手に入っちゃう!
しかも、ケータイやらネットやら、同時に契約する必要もナッシング!!
でも、今ならついてくるからそれすらいらないっ!!
ただ・・マジでビルドまでの作業をやろうとしたら、結構辛いと思います。
本当に、パソコンの入門向け、ティラノビルダーでもテキスト入力までってところですかね。
もちろん、ドスパラにもほかのスペックのBTOパソコンが揃っていますよ!
パソコン工房
パソコン工房の魅力は、その製品の豊富さ!
どれほど豊富かは、ご自身の目で確かめてみてください。
中古からクリエイター向けまで、かなりの製品がありますよね。
それだけじゃなく、ソフトとして素材集売ってたりもするんですよ?
もう、BTOのPCショップじゃないレベルの品揃えですよね(笑)
パソコン選びでも迷って、ついついあのソフトも一緒に、なーんて大人買いもできちゃうのがパソコン工房のいいところですよね。
まとめ
簡単にまとめてしまうと、とりあえずの安さならドスパラ、バランス型ならマウスコンピューター、大人買いできる財力あるならG-Tuneかパソコン工房ですね。
G-Tuneはマウスコンピューターの一部なんですが、ジャム君が使ってるパソコンのブランドでもあったので、ちょっと別に紹介してみました。
え、WindowsばっかでMacの話がないって?
だって、ジャム君の作業環境はWindowsですし、まともにBTOショップあるのWindowsなんですもん。
Macも持ってますけど、わざわざティラノビルダー別環境で動かしたりしませんよ。
動かすのは、最終的な配布時のテスト用途ですね~。
そんなテスト用にもう1台、という持ち方もありだと思いますので、あえて検証用にスペックやOSがぜんぜん違うマシンを用意するのもありだと思いますよ。
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