Rinkerはデメリットを抱えた諸刃の剣!RinkerとCocoon双方のメリット・デメリットとは

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Rinkerは、WordPressでAmazonや楽天、Yahoo!の商品リンクを簡単に作ることができる人気プラグインですが、Amazonの商品リンクに限って言えば、デメリットを抱えた諸刃の剣の側面も持つプラグインです。

一方、ジャム君が使っているCocoonというテーマは、Rinkerで作れるような商品リンクを作ることができる機能を内蔵しているWordPressのテーマであるため、Cocoonの機能も使えますし、Cocoonの機能をあえて使わずにRinkerを使うこともできます。

さて、どちらがより優れているのかと言われると、断然おすすめはCocoonです。

双方のメリットとデメリットを踏まえつつ、解説します。

情報は2019年10月26日現在のものです。
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RinkerのAmazon商品リンク

RinkerのAmazon商品リンクは、ブログでよく見かける以下のようなものです。

Rinker Amazon商品リンク

この画像では、Amazonしか設定していませんが、ほかにも「楽天」「Yahoo!」を簡単に追加できます。

Rinkerは、ver 1.5.5でPA-API v5に対応しましたので、PA-API v5への移行で悩んでいても、使い続けることのできるプラグインになっています。

CocoonのAmazon商品リンク

Cocoonで作ることができるAmazon商品リンクは、同商品を利用すると以下のようになります。

細かな点では違いがありますが、RinkerとCocoonで見た目はほとんど変わりませんね。

Cocoonはver 1.6.9.5より素早くPA-API v5に対応済みで、すでにこのブログでもテキストリンクの差し替えを含め、PA-API v5への対応作業は完了しています。

RinkerとCocoonのメリット

RinkerとCocoonには、「Amazonの商品リンクが簡単に作れる」という大きなメリットがあります。

ですが、使い方はぜんぜん違うため、自分に合ったほうを選択するのがベストです。

Rinkerのメリット【簡単に商品を探せる】

Rinkerのメリットは、何と言っても「商品を簡単に探せる」ところにあります。

Rinker Amazon商品検索 cat6 lan

「cat6 lan」というキーワードで商品を探したところですが、先ほど紹介したエレコムのLANケーブルが、簡単にプラグインの機能で探せているのがわかります。

ただし! ここがRinkerのメリットでもありデメリットでもある、諸刃の剣になる部分です。

Rinkerのメリット【商品管理が簡単】

Rinkerのメリットとして、ほかにも商品管理が簡単なことが挙げられます。

先ほど検索したエレコムのLANケーブルですが、「商品リンク」を追加して公開状態にしておくと、管理画面からしか見えない「タイトル」や「ショートコード」を管理画面から管理が可能になります。

Rinker Amazon商品リンク ショートコード

記事内にAmazon商品リンクを埋め込みを行いたいときには、「ショートコード」を書くだけ、という簡単な作業です。

商品がリンク切れになってしまったり、別の商品に差し替えたいときには、新規に商品を作らず「編集」から別の商品にすることで、「ショートコード」はそのままに、別の商品にすることができるメリットがあります。

Cocoonのメリット【ワンクリックでコード完成】

Cocoonでは、Amazon商品リンクのブックマークレットからショートコードを作成することができるようになっているため、紹介したい商品をワンクリックでショートコードとすることができます。

ただし、すべての商品に対応しておらず、各種キャンペーンやAmazonプライム・ビデオなど、一部商品はワンクリックで紹介することができない、もしくはそもそもショートコードとすることができない制限がある点には注意が必要です。

Cocoonのメリット【商品管理も可能】

Rinkerにも存在していた商品管理機能ですが、Cocoonにはアフィリエイトタグ全般の管理機能のひとつとして、ショートコードを登録しておくことが可能です。

すると、Amazon商品リンクのコードとは別に、Cocoonで使えるアフィリエイトタグ機能のショートコードが出来上がるため、そちらを貼り付けておけば、差し替えも実に簡単に行えるでしょう。どのような商品を紹介しているのか、一覧にしておく意味でも使いやすいですね。

Cocoonのメリット【ムダなAPI負荷が少ない】

Cocoon最大のメリットが、AmazonのAPIにムダな負荷をかけすぎないことです。

Amazonの商品リンクをAPIを使って表示させるには、PA-API経由での売上はもちろん、負荷のかけすぎがない設計が必要となります。

おおよそ5円の商品売上につき1リクエストをすることができますが、CocoonはAPIの負荷をかけすぎないよう、商品検索機能はついていません

確かに、Rinkerのように商品検索もWordPress上で行えると便利といえば便利なのですが、ムダな負荷となりやすいため、Rinker以外のプラグイン利用時にも推奨できない行為と言えます。


RinkerとCocoonのデメリット

メリットもあればデメリットもある、当然のことです。RinkerやCocoonもそれに漏れません。

RinkerとCocoonそれぞれのデメリットを理解し、どちらが自分に合っているのか、把握することが大切です。

Rinkerのデメリット【商品検索でAPI制限にかかりやすい】

Amazon商品リンクを作るため、商品検索をWordPress上でできるのは便利機能なのですが、これがRinker最大の諸刃の剣でデメリット。

商品検索を何度もしていると、「リクエスト回数が多すぎます」というエラーメッセージに遭遇する機会も増えるのですが、それは多くの場合「短時間にアクセスしすぎ」と言われているに過ぎません。

ですが、売上が少なかったり、貼り付けている商品の数が多く検索数も多い場合、最悪商品検索をしていたためにAPI上限に引っかかり、しばらくAmazon商品リンクが正常表示できない事態に陥る可能性も秘めています。

プラグインを使ったAmazonの商品検索と、Amazon公式サイトからの商品検索とでは、根本的な仕様が異なるため注意が必要。

Rinkerのデメリット【キャッシュが最大24時間】

Rinkerが保有するAmazon商品リンクのキャッシュは最大24時間で、24時間を超えた場合には、次回アクセスがあった際に、Amazonから商品リンクのデータを取りに行く仕様になっています。

一方のCocoonは、そのキャッシュが1日~180日と幅広く設定できるため、短期間で更新することも、長期間保有してAPI制限を回避しやすくすることも、自在にコントロール可能です。

Rinkerも、「どうせキャッシュするなら期間指定長くできたらいいのに」という部分なのですが、現状そのような機能は実装されておらず……

ある程度収入が軌道に乗ってきたサイトであれば、大きな問題にはなりにくいのですが、売上があるかないか微妙なサイトだと、キャッシュ保持期限の長さは、長い設定ができるに越したことはありません。

Rinkerのデメリット【プラグイン提供元表示】

Rinkerで作っているリンクには「created by Rinker」という、プラグイン提供元の表示がなされています。

Rinker Amazon商品リンク

CSSをいじれば簡単に消すこともできますが、設定画面で非表示にはできません。提供されるプラグインは同じですので、有料のサポーターになろうともです。

一方のCocoonには、テーマ提供元の表記は一切ありません。

Rinkerは見栄えの問題ですので、「created by Rinker」を消したいならば、

.credit {
    display: none;
}

とCSSに書けば済む話ですがね。

Rinkerのデメリット【AMP非対応】

スマホからの訪問時に特に有効になっているAMPという存在。これ、対応させているとRinkerはそのまま使おうとすると表示がメチャメチャに崩れます。理由は、RinkerがAMP非対応だから。

CocoonはAMP対応のテーマであるため、AMPページでも作ったAmazonの商品リンクが崩れることがありません。

AMPにはCSS 50KB制限だったり、JavaScriptが使えない制限だったり、いろいろ面倒なことがあるのですが、対応させると爆速でサイトを読み込めるようにキャッシュしてもらえます。

AMPを検討しているのであれば、AMPでも崩れない独自の設計ができることが前提となり、難易度が非常に高いプラグインになってしまっています。

AMP対応にしておけば、転送量削減効果もあり!

Cocoonのデメリット【プラグインではなくテーマ】

CocoonはRinkerと違い、あくまでもWordPressのテーマであるため、プラグインのように「機能を追加して設定しておしまい!」とはいきません。

テーマがCocoon以外だと、今までの表示環境から大きく変わることになり、メンテナンスは必須です。それに利用していたテーマが独自に持っていた機能が、使えなくなることもあります。

WordPressを始めようとしている段階であれば、Cocoonを選択しておけば無料のテーマですし、使い勝手を見てから判断しても遅くはありませんが、ほかのテーマからの乗り換えだと、導入が面倒になってしまうことも多いでしょう。

Cocoonのデメリット【商品検索は公式サイトから】

RinkerではWordPressの画面上から簡単に商品検索ができましたが、API制限を受けにくくするためもあり、商品検索は公式サイトから行わねばなりません。

「公式サイトを開いて、公式サイトで検索する手間」がかかる程度ではありますが、そのひと手間を惜しむほど検索頻度が高いのであれば、Rinkerを制限がかからない程度に使ったほうがいいでしょう。

検索履歴に残るのが嫌ならば、ログアウトしておいたり、シークレットウィンドウ(ブラウザによって名称は異なる)で公式サイトを開いて検索するなど、いろいろ手はあります。

諸刃の剣のRinkerよりCocoonがおすすめ

API制限を受けやすい諸刃の剣を抱えるRinkerよりも、検索は単に公式サイトで行えば済む話ですので、Cocoonをテーマに乗り換えるのが正直なところおすすめです。

テーマを乗り換える手間はかかりますが、一度乗り換え完了してしまえば使い勝手もわかりますし、次に新しいサイトを立ち上げる際には、最初からCocoonを使えば、しばらくしてからAmazonアソシエイトの審査に通っても、ムダにプラグインを増やすこともなく、PA-API v5に対応したAmazon商品リンクが作成できてしまいます。

それでもRinkerを使用し続ける方は、デメリットを把握し、API制限には特に気をつけつつ改善の要望を出してみるといいでしょう。

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