ティラノビルダーで「24時間の逃亡生活」というノベルゲームの疑念編を制作中のジャム君です。
近々、体験版も公開するということで、テスト用にビルドはしているのですが、ちょっと困ったことに。
「そろそろ、データ100MB超えそうじゃね?」
これ、ノベルゲームを作る上では致命的です。
内容の割にあまりデータ量多いゲームなんて、やりたくないでしょ?
そういうことです。
ノベルゲームを作るならダイエットも必要
ノベルゲームを制作する上で欠かことのできないのは、ダイエットです!
いえ、人間のダイエットじゃなく、データのダイエットね。
ただし、人間のダイエットとイメージは同じ。
必要ないお肉を落とす、それのデータバージョンです。
ティラノビルダーを利用していても、ほかの制作環境にあっても、このダイエットを怠るとすぐに太ちゃいます。
データがね!
必要ない素材を消そう
顔や背景の差分データとして取り込んだはいいものの、実際には使われていないデータもあるかと思います。
そのようなデータはノベルゲーム制作上、単なるデータが肥大化する原因にしかなりませんので、ゲームデータから取り除いておきます。
取り込んでいるデータを消せばいいだけで、後から「やっぱり使う」となってもいいよう、パソコン上の別フォルダには残しておいて問題ないですよ。
ジャム君がリリース予定の体験版も、この作業をやってかなりのダイエット効果がありました。
ただし!!
間違って、使っているデータを消してしまうと、進行上に不具合が発生します。
当然ですよね。
そんなことにならないよう、削除するデータは間違えないよう細心の注意をはらいましょう。
BGM/SEを圧縮しよう
ジャム君は、BGMやSEの編集や変換作業に、AdobeのAuditionを利用しています。
Auditionユーザーもその他の有料ソフトやフリーソフトのユーザーでも同じなのですが、高音質でBGMやSEを準備しすぎるとデータが肥大化します。
もちろん、音質が悪すぎるのは困りますが、あまりに高音質にしていてもメリットは少ないです。
むしろ、多くの環境で利用するにはデメリットのほうが多い!
パソコン向けオンリーならまだいいですが、スマホ向けにビルドをしてAppStoreやPlay ストアへの登録も視野に入れているのであれば、大容量のゲームはちょっと。
Wi-Fi使えているならばまだいいですけど、ちょっと出先でゲーム落とそうって時に大容量で、通信量は食うわダウンロードに時間はかかるわ、ってのはいい気がしません。
さらに、パソコン以上に保存できるアプリの量も少ないため、音質なんてそれなりでいいんです。
音楽配信ソフトなら音質も求めるかもしれませんが、ノベルゲームにそこまでの音質は求められません。
そのため、肥大化を防ぐためにも音質を下げて配信するのがベター!
ただ、ジャム君はまだ、そこまで手が回っていません。
圧縮までしっかり手を回せば、もっとスマートなデータになるはず。
画像を圧縮しよう
BGM/SEと理由は同じです。
ジャム君は、画像編集の必要があるならばAdobeのPhotoshopやIllustratorを使っていますが、ほとんどの素材は現状手付かず。
これも、圧縮によりより小さなファイルに仕上げられます。
PNGやJPEGといった画像の形式がありますが、素材にもよりますので何で保存するといいかは一概には言えません。
無料ながら、画像をより高圧縮で処理してくれるサイトもあるため、興味があれば利用してみるのもいいでしょう。
しかし、その画像が流出して悪用されない、という保証はどこにもないため、自分の手で処理をするのがより安全です。
また、画像を圧縮するだけでなく、画像のサイズも見直しましょう。
ゲームをどの画面サイズで作っているのかにもよりますが、ゲーム画面より大きすぎる画像ファイルは無駄です。
ゲーム画面に合わせて「リサイズ」と呼ばれる大きさの変更を行ってください。
ここで注意点ですが、ゲーム画面より小さいからと大きくするようサイズ変更するのは避けましょう。
そうしないと、ゲームが正常に動かない、手動で処理をしないとどうしても見栄えが悪い、などといった特別な事情がない限りそのままのサイズにしておかないと、データが肥大化します。
100MB未満でゲームを完成させたい理由とは
できるのであれば、ティラノビルダーでビルドをしてWindows/Mac版は配布できるようzipで圧縮、ブラウザ版はほとんどそのままの状態なので気にしない感じです。
ですが、今後iOSやAndroid版を今後正式にビルドするとしたら、1回ダウンロードさせたら途中通信の必要がない100MB未満でビルドを完了できるよう制作するのがベストです。
あ、広告挿入するならそれは別ね!
それは別途通信します。
対戦ゲーム要素もあり、通信必須のゲームならばユーザーも理解してダウンロードしてくれますが、ノベルゲームでバンバン通信されちゃたまりません。
大作で、読み応えのある「通信してもしゃーない」と思えるほどの作品ならば別ですけど。
24時間の逃亡生活は、そこまでのゲームだとは思っていませんので、できるならば100MB未満に抑えてビルドできるようにしておきたいのです。
ただ、自分のスマホで動作確認してみましたが、あまりうまく動作してくれなかったため、今のところはPC版とブラウザ版でのみリリース予定なのは変わらずですかね。
それでも、データのダイエットはしておきたいと思います。
おわりに
ノベルゲーム制作をしていると、結構いらないデータを取り込んでしまっていることも多いです。
また、取り込んだデータが最適化されていないこともあるため、最適化をしてデータのダイエットをするとよりスマートです。
有料ソフトのほうが手間が少なかったり便利なこともありますが、フリーのソフトでも十分に行えるものです。
最後の最後でこれに取りかかると、確認作業に大きな手間がかかることもあるため、なるべく早めに取り組んだ方がいいかもしれないですね。
コメント