Google AdSenseは特にそうなのですが、ほかのアフィリエイトで広告を貼っている時よりも厳しい場合が多いです。
ノベルゲーム制作の軍資金として、運営資金をためつつ制作物をアピールしている方も、単にアフィリエイターとして活動されている方も、条件は同じです。
せっかくGoogle AdSenseの審査に通過したのに、うっかりしたことでペナルティーを受けてしまってはもったいないじゃないですか?
今回はやってはいけない広告の貼り方や、広告に対する考え方について解説していきます。
なお内容には万全を期しているつもりでございますが、ジャム君は専門家ではないため、引用元も参考の上で自己責任の元運用をお願いいたします。
広告は利便性を高めるもの
広告が出されているというのは、広告主がお金を払い、サイトを運営している我々メディアに対価を支払ってでもアピールしたい商品やサービスを出しているわけです。
広告主としてはアピールする機会を得られ、サイトに訪れるお客様としては、探している・興味のある分野の商品やサービスが表示されやすいことから、双方にメリットがあるものと言えます。
ではどこにでも広告は貼っていいものかというと、そんなことはないのです。
Google AdSenseでは、広告を貼ってはいけない場所が定められています。
また広告を貼っても問題はない場所でも、そこら中にベタベタ広告ばかりあっても、表示はされているかもしれませんが、広告主の本来の目的を果たしませんよね。
以前は、1ページ内にGoogle AdSenseの広告は3つまでという規定がありましたが、現在は明確に数字で規定はされていません。
価値のあるページであれば、柔軟に対応してくれるよう規約が変更になりました。
そのため貼ろうと思えば1ページに5個でも10個でも、アドセンスの広告を貼ることが可能なわけです。
「貼ろうと思えば」なだけで、あまり多いのは推奨しません。
あまり広告ベッタベタなサイトだと、それだけで嫌悪感を抱き離脱してしまう方もいて、せっかく広告を表示してもらったのに広告主に何のメリットもない可能性が出てしまいます。
むしろデメリットを生みすぎてしまうと、Googleから目をつけられても仕方がないことと言えるでしょう。
自分の皮算用な収益だけを追い求め、広告主やホームページを閲覧してくださるお客様にメリットを生まないような構成にしていると、あまりいい結果は生まれません。
Googleが広告を貼るのを禁止している場所
Googleはアドセンスを利用するにあたり、設置する場所はメディアである我々に任せてくれています。
つまり文中であるこんな場所に
広告の例です ただの画像のため何も起こりません
どどーんと登場させてもいいわけですし、興味を持って最後まで読んでくれた方向けに、ページの最後にだけ貼るようにしてもいいわけです。
センス次第でもあるところですし、どういった客層に向けたサイトなのかによっても構成は異なりやすい部分かもしれませんね。
じゃあどこが貼るのを禁止している場所なのかというと、このサイトでいえばパソコンで閲覧されている方は画面右側にある縦長の広告がある部分です。
スマホだと出てこないのですが、いわゆるスクロールしていってもずっとついてくるメニュー画面のような場所です。
追尾広告などと呼ばれているのですが、その部分にはGoogle AdSenseの広告を貼ることが禁止されています。
そこに設置したい広告があるのであれば、アドセンス広告以外のものを設置しないといけないわけです。
もしくはGoogleに許可されるほどのサイトに成長すれば、追尾エリアにアドセンス広告を設置することも許可されます。
いずれにせよGoogleの許可なしには貼ることができないため、許可のお達しが来るまではアドセンス広告を貼ってはなりません。
Google AdSenseで設定できるアンカー広告は対象外
アドセンスの設定をしにいくと、モバイル専用としてスマホの画面下に広告を出すことのできる設定があります。
これもユーザーが手動で閉じない限り、スクロールしてもずっとついてくる広告なのですが、これは先の追尾広告とは違い対象外です。
アンカー広告が出ていると、ただでさえ狭いスマホの画面が手動で閉じない限りもっと狭くしか見えないため、ジャム君は現状使わないように変更しました。
だって、不便なんだもん!
確かにずっと広告主の広告は閉じなければ表示してくれていますが、表示されるのが同じような広告ばかりだと邪魔なだけですよね。
そこで邪魔をして本題を見てもらえなくなるより、本題を見てもらいつつ自分のタイミングで適度に広告を入れるほうが直帰されず再度訪問していただける効果は高いと考えました。
広告主にとっても、邪魔なイメージしかつかないより「おっ」と思わせるタイミングで入れてもらった方が、本望なのではないでしょうかね。
広告は利便性を高めるものというとおりであり、広告主とお客様がいかにしてつながっていくか、いい認識を持ってもらうか、そのお手伝いをしているわけです。
「邪魔だな」と思いながらユーザーは読み進め、その対価であるにも関わらず広告主が広告代を消費してしまう、という構図はよろしくないでしょう。
まだまだ固定で来てくれる方も少ないこのサイト、利便性を捨ててまで挿入しようとは、ジャム君には思えませんでした……
正しいのはスポンサーリンク? スポンサードリンク?
このサイトでは広告に対し、スポンサーリンクで統一しています。
(設定が間違っていなければ)
ただほかのサイトを見ている時に、スポンサードリンクだったり広告という表記で設定されている場合がありませんか。
ノベルゲーム制作において、素材をお借りしにいくような時にも、素材を置いているサイトの運営者様がアドセンス広告を設置していることもありますからね。
別にゲーム制作中だけでなく、単なる暇つぶしに調べ物をしていたサイトで目にすることもあることでしょう。
では正しいのは何なのか。
答えは・・どちらも正しいです!
結構上位に表示されるサイト様でも「スポンサーリンクか広告」でないといけない、と誤解されていますが、実際の規約はこうなっています。
Google の広告ユニットの上部に誤解を招くようなラベルを表示すること。たとえば、「スポンサーリンク」や「広告」は使用しても構いませんが、「お気に入りサイト」や「本日の特典」などは使用できません。
確かに「たとえば」と前置きして「スポンサーリンク」や「広告」は使用しても構わないとされていますが、誤解を招くような表記でもない「スポンサードリンク」を禁止しているわけではないのです。
ただしほかの規約を読んでみると?
AdSense プログラム ポリシー上では、誤解を招く表記でなければ構わないという結論が出ました。
しかしながら、別にもある規約を読んでみると、書いてあることが違うのです。
Google 広告のラベルには、「広告」または「スポンサーリンク」のみを使用するようお願いいたします。
引用:AdSense ヘルプ
なん・・だと・・・
言っていることが違うじゃありませんか!!
これはAdSense プログラム ポリシーが我々メディアが絶対に守るべきもので、AdSense ヘルプの項目は広告主も含めてAdSenseとはどういうものなのか、より簡単に説明しているものなのです。
つまりヘルプよりも上位にあるはずのプログラム ポリシーではあるのですが、広告主も含めてより簡単に解説されている中で「どちらかしか使うな」と書かれているのですから、あえて危険な橋を渡る必要はないということです。
よって使う際には「広告」もしくは「スポンサーリンク」にしておくのが無難でしょう。
結論だけ見ると「上位のサイトが正しかったじゃん!」と思えるかもしれませんが、その過程が違うんですよ。
操作はGoogle Chrome推奨
ジャム君はこのノベルゲーム開発所を運営するにあたりWordPressを使っているのですが、今までブラウザはFirefoxを使っていました。
ただ誤クリックが怖いので、Google Chromeに乗り換えました。
Firefoxも急に見た目がクロームっぽくなっちゃったし、使い勝手には大差ないかなと。
この誤クリックなのですが、アウトな行為です。
それを防いでくれるのが、Google Chromeでしか使うことのできない、Google Publisher Toolbarです。
自分のサイトのみですが、アドセンス広告をオーバーレイでクリックできないようにしてくれる機能を備えているため、必ずオーバーレイ機能はオンにしておきましょう。
オーバーレイ状態でクリックをしても、その広告の情報が見られるだけで、誤クリックにはなりません。
また不要な広告はブロックもその場でできるなどいいことばかりなので、何かの拍子にクリックしてしまわないためにも入れておいたほうが安全です。
ただしWordPressを使っている方は特に、このアドオンを入れただけでは対策万全とは言えないのです。
もちろんほかのCMSを使っていたり、CMSを使っていない方も同様です。
自分のサイトはあまり見ないのが吉
Google AdSenseではサイト運営者として、次のようなことをしてはならないと定めています。
サイト運営者様が自分の広告をクリックしたり、手動または他の方法で表示回数やクリック数を作為的に増加させたりすることは禁止されています。
つまり自分のサイトを閲覧して、意図的に広告をクリックするのはもちろん、表示させてしまうことも禁じているのです。
ただこれは作為的という言葉がかかってきており、簡単に言ってしまえば「わざと」増加させちゃダメです、ということですね。
もし自分のサイトを記事の投稿やコーディングなど、必要最小限のこと以外で何度も表示させてしまうと、自動的に広告は表示されてしまいます。
正常に動作しているか、ダウンから復旧したかなど確認する程度ならば問題ないはずなのですが、いくらGoogle Publisher Toolbarを入れていても、Google Analyticsで除外設定やオプトアウトのアドオンを入れていようとも、「広告が表示された」というカウントはされてしまう仕様のようです。
これは広告主にとって、喜ばしくないことですよね。
だからこそGoogleは、最大のお客様である広告主の利益を優先し、必要以上に広告を表示させてしまうメディアの運営者にはペナルティを与えるというわけなのです。
WordPressを利用していて気をつけていただきたいのは、広告を挿入後に連続してプレビューをしてしまうことです。
WordPress利用者以外でも気をつけていただきたいのは、コーディング作業中に何度もリロードさせて表示結果を確認させてしまうことですね。
なるべく広告が表示されていない状態で、プレビューやリロードを行って検証できるように、一時的に広告の取り除きも視野に入れる必要があります。
まだまだ禁止行為はある
ジャム君の本業が本業ですし、最近の趣味がノベルゲーム制作だなんて、アドセンスとはあまり関係ないようにも思えますが・・・なぜやってるのかといえば制作したゲームを公開する場の一環としてですね。
本題の禁止行為というのは、例えばこんな画像と広告の配列。
サイトコンテンツの一部なのか、広告なのかはっきりしない並べ方はNGです。
関連記事と混ぜて誤クリックを誘うような配置もNGです。
もちろんGoogle AdSenseで正式に発行してもらえるコードで、関連記事と並べるタイプなのはOKですよ。
あれは「許可を得て」やっているものですからね。
また内容のない薄っぺらい記事や、404エラーページなどに広告を貼るのもNGです。
404エラーページはわかりやすいですが、何が価値あるページかは諸説ありますし、明確に数字で規定されているわけでないため、このサイトでは固定ページや文字数が少ないページには広告が入らないよう気をつけています。
「PVあまりないから全部価値ないページな」って言われたら、なんとも言えないんですけどね・・・
いやいや、でもこのサイトを立ち上げて記事を書いている時に審査に通ったんですから、最低限の価値はあると判断されたんですよね、Googleさん?
興味があれば審査に通った時のお話は、このあたりをどうぞ。
結構最近なので、ジャム君などまだまだ初心者もいいところです。
ただその時期にも他の広告は表示されていたはずなので、広告設置していると審査に通らないというのは嘘っぽいですね。
まとめ
そこいらのアフィリエイトサイトの規約より、断然厳しいのがGoogle AdSenseだというのがよくわかりますね。
出稿料もそれに比例してお高いんでしょうか。
そのあたりは使い分けたことがない(というか使い分けられない)のでわかりません。
ただノベルゲーム制作者として、ゲーム発表や宣伝をしながらホームページ運営していく場合でも、Google AdSenseの審査にパスしてアカウントを失効させることがなければ、ちょっとした収入源になり得ます。
開発費用全部をまかなえるくらい、となるとアドセンスと言えど相当大きなサイトじゃないと難しそうですけど。
ゲーム制作者に限らず、Google AdSenseアカウントは失うと大変です。
Google Chromeのアドオンで対策も取りつつ、広告表示状態でリロードしすぎないよう気をつけましょうね。
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