うっかりミスに注意!見た目がぜんぜん異なるsRGBとCMYKカラー

sRGB ソフトウェア関連
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どーも、絵心の全くないジャム君です。

どれくらいないかというと、「小学生の方がマシだろwwwww」と言われるレベルにありません。

さて、そんなジャム君ではありますが、イラレやらフォトショやら、そのあたりのソフトは軽く触ることはあるわけですね。

ノベルゲームの素材まで1から制作しているのであれば、気をつけていただきたいことがありますよ。

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sRGBとCMYKは別物

イラストレーターには常識!

なんて言われてしまうかもしれませんが、sRGBカラーCMYKカラーという業界でもよく使われる色のモードがあります。

これは、それぞれ使い道が異なるものであるため、誤ったモードを選択していると、いつの間にやら意図しない色になってしまっている可能性があるのです。

せっかく、パーフェクトだと思う立ち絵や背景を完成させたと思ったのに、データを渡しているうちに色が変化しているということも十分にありえます。

sRGBとCMYKの違い

sRGBカラーとCMYKカラーは、用途が異なります。

sRGBカラーは主にウェブ利用のために使いやすいもので、CMYKカラーは主に印刷を行う時に利用されるものです。

ブログやノベルゲームに使いたいのであればsRGBカラー、パンフレットやポスターなどの印刷を業者に依頼したいのならばCMYKカラー、という使い分けをするわけですね。

色の指定を守らないと悲惨?

動画でもあることなのですが、色の指定をしっかり守らないと、せっかくの作品も台無しになってしまうことがあります。

IllustratorやPhotoshopだと当然どちらも扱えますが、色の指定を間違えるとこんな大変なことになります。

sRGB

まずこれが、ウェブに最適なsRGBカラーを指定して制作したものです。

これをよく覚えておいてくださいね。

色の指定を間違えるとどれほど大変なことになるのか、結構顕著に現れていますよ。


CMYKカラーで制作してみると?

先ほどsRGBカラーで制作したものと、まったく同じ設定

唯一違うのは、sRGBカラーではなくCMYKカラーを選択して制作したということです。

さて、どうなったのかというと・・・

CMYK

こうなりました。
完全に色が違います。

厳密に言ってしまうと、ブログに掲載するための写真にするため、sRGBカラーで最終的な出力を行っているので制作したものと完全一致はしていませんが、あえてほぼ影響のない色を選択しています。

今回は、あえてsRGBカラーで出力しようと色変化はほぼない色を使いましたが、細かな色の使い方できれいなグラデーションや影をつけたつもりでも、CMYKカラーで制作してしまうと、ここまで変わってしまうわけですね。

sRGBで制作していれば、ノベルゲーム制作をする上では問題ないのですが、「うっかりCMYKに変換してしまった!」という場合には、意図した色とこんなにもずれるということになります。


敵は色の指定だけではない?

sRGBカラーかCMYKカラーか、用途に合わせて選ばないと思った色にならないこともあるよ。

というお話だったわけですが、色の指定方法を正常に行っていても、見え方が変わってしまう場合があります。

それは、利用するディスプレイの差

制作しているノベルゲームが、スマホ向けかパソコン向けかはわかりませんが、どちらにせよゲームをしてもらうためにはディスプレイを見てもらうわけですよね。

家電量販店のディスプレイコーナーにでも行ってみるとわかりやすいですが、ディスプレイによって同じものを映していても「見える色」が違っていることがあります。

それが起こるということは、自分のディスプレイでは正常に見えていても、他人のディスプレイだと不自然に見える可能性があるということです。

赤なら赤、青なら青、と指定した色を表示させているはずなのに、環境によって見え方は異なるわけです。

それをなくすことは不可能ですが、制作者として狙った色を出すのであれば、キャリブレーションシステムを利用し、正常な色のもとで作業を行っていただきたいですね。

ちなみに、ジャム君はキャリブレーションシステムを内蔵したCG277を利用しています。

EIZOのディスプレイで安いものではありませんが、使い勝手はいいですよ。

今から買うなら、新型のCG3145を狙ってみるのもいいかもしれませんね。


まとめ

今回は極端な例を出したわけですが、途中でカラーモードを変換することはあまりおすすめできません。

狙った色からずれるのは気持ちのいいものではありませんし、修正するとなれば無駄な労力を使うことになってしまいます。

特に複数名でノベルゲーム制作を行っており、データのやり取りをすることがある場合

sRGBカラーで制作しているか、という最初の確認と常にsRGBで作業を続けているかの確認が必要と言えそうですね。

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